一般的に、ガルバリウム鋼板の特徴をアピールするとき「さびにくい」という点を挙げるケースは多くあります。
しかし、ここには注意していただきたいポイントがあります。

ガルバリウム鋼板は、おもに鉄を主材料をした板に、アルミニウムや亜鉛などでメッキを施したものです。
このメッキによって、サビにくい建材として多く流通しているわけですが、サビないのか？というと、
残念ながらそれは絶対とは言い切れないのが本当のところです。

サビにくいとはいえますが、絶対にサビないということではないのです。

酸性雨や、乾きにくい環境は、サビの発生にとっての条件がそろいやすくなります。
こうした条件下では、釘などの金物部材はどうしてもサビやすくなってしましますから、
少しづつサビをもらってしまうケースもあります。

また、メッキが衝撃を受けた場合、はがれやすくなります。結果的には、そこからサビが広がるケースもあるのです。

ガルバリウム鋼板のサビに対する認識としては、
「建築で扱う金属製の建材のなかでは、サビにくいという優位性を持っている」という解釈が
いちばんしっくりくるのではないでしょうか？

ガルバリウム鋼板を使うときの注意点として、ほかにも考えられる点を挙げておきます。

・防音性が低い
・海が近い地域では、潮風の影響を受けやすい

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