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アーク溶接・溶接作業と資格
近年、板金加工工事における溶接用熱源には、レーザーなども利用されるようになってきました。
しかし、いまだ広く利用されているのは、高電流、低電圧条件で形成される
アーク放電の熱エネルギーを利用する「アーク溶接法」です。
アーク放電現象は、食塩水の電気分解を大気中で発生させたと考えるとイメージがしやすいです。
電池が溶接機、導線が溶接用ケーブル、電極用銅板が母材金属と電極棒(溶接棒)、
電極ワイヤーとなります。
食塩水の電気分解では、食塩が水に溶け、分解してできるマイナスの塩素とプラスのナトリウムが
それぞれプラス極、マイナス極に導かれ電気の流れが形成されます。
これに対して、アークは母材と電極棒のあいだのガスなどが、マイナスの電子とプラスのイオンに分解され
電離状態となります。そして、電極棒と母材のあいだに電気の流れを形成していきます。
こうしたアーク放電では、強い光とともに、大きな熱を発生させます。この熱を利用するわけです。
アーク溶接機を用いて行う金属の溶接、溶断作業では
アーク溶接などの業務にかかわる特別教育を受講しなくてはなりません。
「アーク溶接作業者」という国家資格で、18歳以上であればだれでも受講が可能です。
埼玉県坂出市の栗原板金工業では、板金工事、屋根工事そして建築物の内装や外装工事などを行っております。
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